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zoom RSS The Goo Goo Dolls 「Let Love In」

<<   作成日時 : 2006/08/18 01:36   >>

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画像 前の投稿で取り上げたSoul Asylumが1998年に出した傑作「Candy From A Stranger」とともに当時聴きまくったのが、同じ年にThe Goo Goo Dollsが出した「Dizzy Up The Girl」というアルバム。実は私の中ではこのThe Goo Goo Dollsのアルバムのほうが評価は高い。奇しくも今年、この2つのバンドがともに新作を出した。というわけで、今回はThe Goo Goo Dollsについて書いてみる。

 The Goo Goo DollsはBuffalo、NY出身の3人組。実は今年で結成20年目という長いキャリアを誇り、10年以上キャリアを重ねてやっと売れた、という苦労人。その彼らの新譜、「Let Love In」が5月にリリースされた。いまやすっかりビッグになってしまった彼ら、今作はプロデューサーにGlen Ballardを起用している。聴いてみた印象は「ずいぶんおとなしくなっちまったなぁ・・・」。ここ数年、メロディ指向を強めていたが、それがさらに進んだ結果として全体として「もの悲しい」雰囲気をもったアルバムになった印象。

 The Goo Goo Dollsの存在を知ったのは大学時代、友人のO君に勧められたのがきっかけだった。O君とはいわゆる「友達の友達」という間柄だったのだが、たまたま中国語のクラスが一緒になってからはよくつるむようになった。アメリカ旅行から帰ってきたO君が、ちょうど現地で「Name」がヒットしていたこともあって、アルバム「A Boy Named Goo」を買って帰ってきて、「すごいバンドを発掘したぞ!これからアメリカではこういうのが流行るに違いない!」と興奮気味に語ってくれた。が、そんなO君の熱狂ぶりとは裏腹に、こちらは「The Goo Goo Dolls」(直訳すると「バブバブ人形」ってとこか?)というダサいバンド名を聞いて、「なんじゃそりゃ?」といきなりさめてしまい、そのときは聴かなかった。その後、中国に短期留学した際にO君とはルームメイトになり、さらに仲が良くなった。その中国行きの飛行機の中で「だまされたと思って聴いてみろって!」と勧められて、ようやく「A Boy Named Goo」を聴いたのだった。そして、いきなりのっけからやられた。「Long Way Down」のイントロのヘヴィなリフにギターのメロディが重なったとたんに「参りました!」その時のO君の勝ち誇った顔が忘れられない。が、今にしてみれば彼の先見の明には驚かされる!!

 The Goo Goo Dollsは元々はパンク+メタルな音楽をやっていたのだが、この「A Boy Named Goo」前後から歌メロを重視した曲が増えてくる。このアルバムからは「Name」というバラードがヒットしてバンドとしての知名度も上がり、「アメリカで最も有名な無名バンド」なんて呼ばれたりもしたようだ。そしてその音楽的変化(進化?)が一つの完成形を見せたのが次に出たアルバム「Dizzy Up The Girl」。このアルバムではJohn Reznik(vo、g)の曲作りのセンスが爆発、極上のハードロックアルバムに仕上がっている。鳴っている音、楽器の種類も格段に増え、プロダクションも豪華になり、映画「City Of Angels」のサントラに使われた「Iris」もシングルヒット。このアルバムに伴うツアーで来日も実現。横浜ベイホールでのオールスタンディングライブにO君と参戦してきたが、熱い演奏、オーディエンスのノリともに最高で、もみくちゃ、汗だくになりながら心底楽しめた。

 バンドの中心人物である二人、John ReznikとRobby Takac(b、vo)は共に作曲し、双方の曲を持ち寄った形でアルバムが構成されてきた。昔のインディーズ時代は両者ともパンクメタルな曲を作っていたが、ここ最近はメロディアスなJohnの曲とスピーディーでパンクなRobbyの曲、と両者の特徴が分かれてきている。「A Boy Named Goo」、「Dizzy Up The Girl」あたりではまだ二人の曲が半々くらいで収録され、アルバム全体を通して緩急のバランスがよかったように思う。しかし、次の「Gutterflower」あたりからはJohnの曲が増えてくるとともに、Robbyの曲がちょっと浮いた存在に聞こえるようになってしまった。

 ちなみに、Johnのギターは変則的なオープン・チューニングを多用しているという特徴があり、よく聴いてみるとちょっと不思議な響きのアルペジオやコードが鳴っていて非常に面白い。トリオ編成という最小構成であるが故に生じる音の隙間を埋めるための工夫?それともただ単にいろんなコードを押さえるのが面倒だっただけ?理由は不明だが、とにかくそれによって個性的な音作りに成功していると思う。

 新作「Let Love In」では11曲中9曲がJohnの曲となっていて、いまやかつてのパンクメタル野郎の面影はほとんど無くなった。「Stay With You」、「Let Love In」、「Feel The Silence」、「Better Days」など1曲1曲は美しいメロディをもったすごくいい曲(ゆえにiTunesでは売れるのかも?)なのに、アルバム全体を通して聴くと感じる違和感はなんだろう?全体的にミッドテンポな曲が多く、「A Boy Named Goo」や「Dizzy Up The Girl」で感じた「勢い」が感じられないからなのかもしれない。哀愁漂うメロディがたっぷりなのだが、聞いていて沈む夕日を思い浮かべてしまう。それが冒頭に書いた「もの悲しい雰囲気」になっているのかもしれない。「Naked」や「Slide」みたいな曲がもっと欲しかったかな。ライブでは熱い演奏を繰り広げてくれることを期待しつつ、来日祈願!

The Goo Goo DollsLet Love In

1. Stay With You
2. Let Love In
3. Feel The Silence
4. Better Days
5. Without You Here
6. Listen
7. Give A Little Bit
8. Can't Let It Go
9. We'll Be Here (When You're Gone)
10. Strange Love
11. Become


The Goo Goo Dolls公式ウェブサイト:http://www.googoodolls.com/
ワーナーミュージックのアーティストページ:http://wmg.jp/artist/googoodolls/
Let Love in

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