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zoom RSS 新生Guns N' Roses@幕張メッセ

<<   作成日時 : 2007/07/16 03:23   >>

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画像 最強台風「マンニィ」が直撃しようという中、14年ぶりにW. Axl Rose大将と愉快な仲間たち=新生Guns N' Rosesを観に行ってきた。Axlは元気だったけど、やっぱり彼が率いるバンドはまったく別物だった。これはこれでいいのかどうか、いつまでたっても出る気配のない新作を聴いてみないことにはまだ判断はできないと思う。がしかし、今日は演奏された名曲(演奏は原曲の雰囲気を忠実に再現していた)の数々と、何と言ってもあの声!が生で聴けただけで、理性がぶっ飛んでしまい、気がついたら汗だくになって飛び跳ねていた。つくづくミーハーな自分・・・。冷静になった今は複雑な気分だが、その場はものすごーく楽しかった。

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 台風で足止め食って行けなくなったんじゃシャレにならんと思いつつ、あのAxlだから開演が何時間遅れるか全く読めないし・・・。悩んだ結果、早めに会場入りして数時間覚悟でのんびり待つことにした。14時半ごろ幕張についてみると、なんと雲の間から太陽がジリジリ。まさに嵐の前の静けさというやつか??そんな早い時間に着いたからまだ会場はガラガラ。ビールを1杯飲んでから、とっとと会場内へ。中央部、花道脇あたりの場所を確保。硬いコンクリートむき出しの床に胡坐をかいて読書(!)して時間をつぶす。20分も座ってるとケツが痛くなってきた・・・。

 開演予定時刻の16:00ちょうどになって、前座の「ムック」という日本のバンドが登場。心無い野次が飛ぶ中、頑張って演奏していた。アップライトベース弾いたり、ちょっと面白いバンドだったと思うが、GN'Rファンとはちょっとジャンルが違ったかな・・・。前座なのに40分以上も演奏。さらに、一度引き上げたはずがまた戻ってきてムック第二部開始。相変わらずひどい野次の中、「BGMと思ってもう少しお付き合いください。」とのMCはちょっと可哀想すぎた。さらに、会場側からは「台風の影響により」GN'Rの演奏は30〜40分後開始とのアナウンスが。会場の99%の人が「やっぱりね」と思ったはず。もしかして、ムックが演奏している間も、GN'Rの面々はまだ会場に到着してなかったのでは・・・??まあ、いつ始まるのか全然わからないまま待たされるよりは、予告があっただけまだマシか・・・。

 しかし、結局その「30〜40分」もあっという間に過ぎ去ってしまい、ドラムキットからカバーがとられてバックドロップもでてきて、スモークもたかれて・・・でもまだ出てこない。AC/DC「T.N.T.」、Van Halen「Ain't Talkin' 'Bout Love」、Black Sabbath「Paranoid」等のBGMにあわせて客も盛り上がる。BGMが1曲終わるごとに「ウォーッ!」と歓声が上がるも、まだ出てこない。引っ張るなあ・・・。そして、開演予定時刻を3時間過ぎて客の盛り上がりとイライラも頂点に達したところでようやく、照明が落ちた!やっと来た〜!!

 SEが流れ、スモークと光線の中、ステージの端っこに知らないギタリスト登場。ぱっとみZakk Wyldeっぽいぞ。どうやらRobin Finckという人らしい。そのギターから「Welcome To The Jungle」のイントロが。そしてついに「Do you know where the fxxk you are〜!?」の絶叫とともに観客の前にAxl大将登場!そしてパイロが大炸裂して曲がスタート。観客はみんなで曲に合わせて飛び跳ねての大合唱で迎え撃つ。14年前の東京ドームより、ずっと音がいい!Axlの声もビリビリ聞こえてくる。続いての「It's So Easy」もそのままのハイテンションで突っ走る。「FxxK OFF!!」の中指おっ立てパフォーマンスでの客の一体感がすごい。さらに続く「Mr. Brownstone」での横ノリ、「Live And Let Die」でのパイロ炸裂しまくりで既に飛び跳ねすぎて汗だくに・・・。今のGN'Rは「Axlと愉快な仲間たちだ」などと言ってたハズなのに、しっかりのめり込んでる自分がいる。おかしいな・・・!?

 ここでRobinのギターソロ。レスポールを弾きまくっていたが、あまり印象に残っていない。それよりも、何で前掛け(?)してるんだろか。へんなの。そして、ソロを弾き終えてレスポールを持ち帰ると、「Sweet Child Of Mine」のイントロを奏でる。ギターソロにやや静かになっていた会場は、これでまたヒートアップ。この曲をはじめ、ソロパートが複数ある曲では3人のギタリストがソロを分け合っていた。次は新曲が登場。某所で拝見したSet Listによれば、「Better」という曲とのこと。不思議なギターの音にあわせた冒頭の歌いだしは、Axlの声とは思えないような歌い方だったので驚いた。続く「Knockin' On Heaven's Door」は、昔よりもおとなしいアレンジになっていたが、おなじみの掛け合いコーラスは健在。次の「You Could Be Mine」で、会場はまたもやテンションが上がる。映画「Terminator2」の主題歌でもあったこの人気曲、実はあまり好きじゃなかったりする。どうも曲調が一本調子な感じで・・・。

 お次はグランドピアノがステージ中央に運ばれてきて、ちょっとしたジャムからDizzy Reedのピアノソロへ。・・・おお、このメロディはThe Rolling Stonesの「Angie」ではないか!Dizzyは14年前に観た時は2番目に新参者だったのに、今やAxlに次ぐ2番目の古参メンバーになってしまった。なんだか不健康そうな体型してたけど、大丈夫だろうか?そしてそのまま新曲「The Blues」へ。これは以前、YouTubeでちょっとだけ聞いたことのあったバラード曲。けっこういい曲だと思った。

 そしてまたちょっとしたジャムから今度はRichard Fortusによる、この日二度目のギターソロタイム。遠目に見ると、この人は「よく動くIzzy」って感じ?それまであまり目立ってなかったような気がしたが、実はかなりのテクニシャン。リズミカルなコード弾きからカッティング、さらにGary MooreやJohn Sykesも真っ青なマシンガン・ピッキングでの早弾きに、特徴的だったのはチキンピッキング(って言うんだっけ?)。よくカントリーなんかのギタリストがやるような右手の指弾きだけど、これがまた速い!ソロ後半はRobinとの掛け合い。なんか、聞いたことのあるメロディを弾いてたけど、何の曲だったか思い出せず。

 そしてソロタイム終了時にRichardが弾きはじめたリフは、「Out Ta Get Me」。やっぱ「Appetite For Destruction」の曲はロケンロールしてて楽しい!弾ける客。弾ける俺。曲が終わるとバンドはそのままちょっとDoomyなジャムを開始したが、そこにAxlが奏でるピアノ加わると、途端に美しい曲っぽく変化。Axlは暴れん坊のくせにこういう繊細なことがやれる才能があるから、「November Rain」や「Estranged」みたいな曲も作れちゃうんだろうなあ・・・などと考えていると、みんなの予想通りそのままAxlの弾き語りによる「November Rain」がスタート。この曲でも、ギターソロは持ち回り。Ron Thalはエレアコを弾いていたが、曲がブレイクして最後に曲が盛り上がるところでは、フライングVに持ち替えてソロを担当。ここでは花火の雨が降る演出つき。

 次に演奏された新曲は「I.R.S.」という曲らしいが、あまり印象に残らず。続いてはRon "Bumblefoot" Thalによる、この日三度目のギターソロタイム。最初に「君が代」を演奏するにくい演出。"Bunblefoot"の得意技はVan Halenみたいなタッピング。Jeff Watsonも真っ青のエイトフィンガーズとか、Steve Vaiチックな両腕交差しての両手タッピングなど、かなりトリッキーな技を連発。うーん、確かに凄いんだけど、こういうのは全然GN'R向きの芸風じゃないのでは・・・。そのまま、聞き覚えのある「Don't Cry」のアルペジオが奏でられ、ステージ袖からAxlが出てきて歌い始める。ギター一人と控えめなリズムセクションのみで演奏されたので、Axlの歌がよく聞こえる。Axl目当てで来てる客的には、なかなかいいアレンジだった。

 Axlが「Michelle〜, My Belle〜, Don't You Know You Drive Me Straight To HELL〜, My Michelle〜♪」と、この日2度目のPaul McCartneyカバー(?)をおふざけ的に歌うと、「My Michelle」がスタート。やっぱ「Appetite For Destruction」の曲はロケンロールしてて(以下略)。続いてはRobin以外の2人がアコギに持ち替えての「Patience」・・・ところが、Axlが口笛の入りと歌いだしを思いっきり外してしまい、バンドは慌てながら何とかリカバー。あらららら。本編最後は「Nightrain」。「Patience」でまったりしてたオーディエンスが、またまた大爆発。飛び跳ねまくりで楽しかった!
 
 いったん引っ込んだバンド面々だったが、びっくりするくらいすぐにアンコールに応えるために戻ってきた。SEにあわせてスクリーンに中国っぽい映像が流れ、知らない曲がスタート。どうやらこれが新作のタイトル・トラックになるはずの「Chinese Democracy」という曲らしい。今日演奏された新曲の中では一番、かっこいいと思った。そして、そのまま新曲をもう1曲、こちらは「Madagascar」というらしい。こっちはあまり印象に残らず。バックの映像がキング牧師とか、政治的な内容っぽく、前の「Chinese Democracy」のときの映像もそうだったが、まるでU2のライブみたいだった。Axlは新作で色々なメッセージを発信しようとしてるんだろか。もしかしたら、そういう要素も引っかかってなかなかリリースできないとか!?というのは深読みしすぎかな。

 お固い雰囲気の新曲2連発が終わると、お馴染みのアルペジオが。GN'Rのライブのシメはやっぱり「Paradise City」!みんな最後の力を振り絞って飛び跳ねまくる。パイロ、花火、スモークに紙吹雪と演出の方もすごくて、最後はステージがよく見えないくらいだった。大盛り上がりの中、Axlがマイクを客に向かって放り投げて演奏終了。バンドはいったん引き上げてからまたステージに戻り、全員で肩を組んで大きく3回お辞儀。最後にはAxlが感謝の挨拶を述べ、今日のライブはすべて終了。

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 14年ぶりに見たAxlは髪型が変わり、体型もちょっと貫禄でてきたけど、曲に合わせて左右にゆらゆら踊る動きや観客のあおり方などのパフォーマンスは昔のまま。さすがにモッコリ短パンはもう履いてなかったが、衣装もよく着替えてたし。そしてやっぱりあの声量は凄い!!今のバンドはギタリストが3人にキーボーディストが2人もいるので音の厚みは相当なものになるはずだが、それに全く負けずに声が通ってくる。やはりお馴染みのGN'Rナンバーにはこの声じゃなきゃ!と改めて感じさせられた。今日のAxl大将は声の調子も、また機嫌もすこぶるよかったご様子。最後には「You people are fxxkin' amazing, two nights in a row! Thank you very, very, very,・・・,very much!」と感謝の言葉を述べただけでなく、会場2階の窓にいきなり登場して帰り際の観客に笑顔で手を振る大サービス。

 Axlが元気なことがよくわかったので、やっぱり気になるのは新作。もういいでしょう。そろそろ出してください。今日の新曲では、「Chinese Democracy」と「The Blues」はよかったけど、残りの3曲は正直、よく分からなかった。バンドは古い曲は原曲に忠実に再現していて、ファンを大事にしてくれていることは伝わってきたし、すごく楽しませてもらった。けど、やっぱり何かが違う。一番気になったのは、ギターの弾きすぎっぷり。この新バンド、なぜに3人もギタリストがいるんだろうか?たしかに、「November Rain」や「Patience」で見られたように3人でパートを分け合えば色々なアレンジができて便利ではあるけど・・・。芸風は(少なくとも昔の)GN'Rには合わなそう。Guns N' Rosesというバンドには、ルーズで荒々しいロケンロールを期待してしまうので、「練習したぞ〜すごいだろ〜」みたいなギターは似合わないと思う。ライブの最中にギターソロタイムは3回も要らないよ・・・。80年代の無駄にド派手だったハードロックシーンにはそれこそYngwieもどきとかVan Halenもどきみたいなギタリストがたくさんいたけど(それはそれで好きなんだけどね)、GN'Rはそんな中で原点回帰というか、先祖返りした音を出しててそれがよかったんだけどな・・・。

 でも、それはもう過去の話。Positiveに考えれば、こういう「動物園状態」のバンドであれば、今までとはまったく違う新しいものを生み出すにはいいのかもしれない。Axlもきっと、全く新しいものを生み出したくて集めた面子のはず。今日のライブでの完コピ大会は原曲へのリスペクト、そして我々オーディエンスに対するファンサービスであり、彼らとしてもそれをやるのが本意ではないはず。やはり彼らの真価が問われるのは新作での貢献度。ギタリストとしてだけでなく、ソングライターとしてはどうなんだろうか?というのも気になるところ。今の「新生GN'R」の本当の音というものを早く聞かせてくださいな、Axl大将!!

Guns N' Roses World Tour 2007
2007年7月15日(日) 幕張メッセ

- Set List -
Welcome To The Jungle
It's So Easy
Mr. Brownstone
Live And Let Die
Robin Finck's Guitar Solo
Better*
Knockin' On Heaven's Door
You Could Be Mine
Dizzy Reed's Piano Solo
The Blues*
Richard Fortus's Guitar Solo
Out Ta Get Me
Axl's Piano Solo
November Rain
I.R.S.*
Ron "Bunblefoot" Thal's Guitar Solo
Don't Cry
My Michelle
Patience
Nightrain

(Encore)
Chinese Democracy*
Madagascar*
Paradise City

(*は新曲)

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
mixiから来ました。
どんな内容のライブだったのか気になっていました。
丁寧なレポのお陰で様子が目に浮かぶようです。
You Could Be Mine 聴きたかったです!
みきしー
2007/07/18 11:02
みきしー様、ようこそおいでくださいました。長文にお付き合いいただきありがとうございます。
文中に、自分は「You Could Be Mine」あまり好きでないなどと書いてますが。ライブではものすごーく盛り上がりましたよ。本当にパワーのある曲です!!
たぬどん
2007/07/19 22:47

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